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着物、着た後どうする?汚れ・保管・クリーニングの基本

お知らせ 2025.09.10

着物を着る機会が増えるこれからの季節、お出かけがもっと楽しくなりますよね。でも、いざ着物を脱いだ後、「これ、どうしたらいいんだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。大切に着たい着物だからこそ、お手入れには不安がつきものです。

今回は、着物を長く、美しく保つために知っておきたい、着た後の正しいお手入れの基本をご紹介します。ちょっとした知識と工夫で、あなたの大切な着物が次の機会にも気持ちよく着られるようになりますよ。


1. 着物を脱いだらまずチェック!汚れやすいところはココ!

お出かけから帰ったら、まず着物を広げて「今日の着物は大丈夫かな?」とチェックしてみましょう。特に注意したいのは、以下のポイントです。

  • 飲食によるシミ: 衿元や袖口、胸元は、食べこぼしや飲み物のシミがつきやすい場所です。
  • 汗ジミ: 背中や脇の下、膝裏など、汗をかきやすい部分は要注意。時間とともに黄ばんでくることもあります。
  • 泥はね、砂ぼこり: 足元を中心に、意外と広範囲に飛んでいることがあります。
  • ファンデーションや口紅: 衿や袖口、特に内側に付着していないか確認しましょう。
  • 香水や整髪料、タバコのニオイ: 目に見えなくても、独特のニオイが染みついていることがあります。

汚れを見つけたら、どの部分なのかを把握しておきましょう。

そして、自分で何とかしようと思わないことがベスト。無理な自己処理は、かえってシミを広げたり、生地を傷めたりする原因になります。

特に目立つ汚れがなくても、汗をかいていたり、気づかない汚れがついていたりします。それらは時間の経過とともにシミになってしまうこともあります。着用後は、専門店にメンテナンスを依頼することをお勧めします。


2. 着物の一時保管・風通し重要

「早くしまわなきゃ!」と焦る気持ちも分かりますが、着物を脱いだらすぐに畳んでしまうのはNGです。まずは、着物を「休ませる時間」を作りましょう。

【陰干しの方法】

  1. 着物ハンガーにかける: 着物専用のハンガーがあればベストですが、なければ幅広のハンガー(バスタオル用のハンガーなど)などを使って、着物の重みが均等にかかるようにかけます。
  2. 直射日光を避ける: 日差しが直接当たると、色あせや生地の傷みの原因になります。必ず日陰に干しましょう。
  3. 風通しの良い場所を選ぶ: 湿気がこもらないよう、風が通り抜ける場所を選びます。窓を開けて換気をするのも良いですね。
  4. 半日~1日程度が目安:湿気やニオイを飛ばすために、このくらい時間をかけて干しましょう。

着用後、専門店にメンテナンスを依頼するタイミングは、この陰干しの後がよいでしょう。


3. トラブルはクリーニングのプロに任せよう!そのタイミングは?

久しぶりに着物を出して見た時にトラブルがあったとします。「これは自分でなんとかできそう!」と頑張りたくなる気持ちもわかりますが、着物はとてもデリケートな衣類です。プロの手に任せるのが賢明です。

  • 全体的な汚れや古いシミがある
  • ニオイがついている
  • シワがついている

広範囲に広がったシミや、時間が経ってしまったシミ、タバコなどのニオイが染みついてしまっている場合、シワがひどい場合も、専門店に相談しましょう。

また、次のシーズンまで着ないなど、長期保管前には、メンテナンスを依頼しましょう。カビや虫食いを防ぎ、良い状態で保管できます。

どこにメンテナンスを依頼する?

着物の専門店や、着物のクリーニングの専門店を選ぶのが最も安心です。着物の生地や染色の特性を熟知しているので、大切な着物を傷めることなく適切な処理をしてくれます。料金や作業内容について、事前にしっかり見積もりを取って依頼しましょう。


4. 正しい着物の収納方法:次回の出番まで美しく保つ

しっかりお手入れができたら、いよいよ収納です。湿気や虫食いから着物を守り、美しさを保つためのポイントをご紹介します。

  • たとう紙(文庫紙)に入れる: 通気性が良く、適度な吸湿性がある「たとう紙」に入れて収納しましょう。湿気やホコリから守ってくれます。古い「たとう紙」はトラブルの原因にもなります。ときどき新しいものに交換しましょう。
  • 桐箪笥が理想的: 桐は湿気を調節する作用があり、着物の保管に最適とされています。もし桐箪笥がなくても、通気性の良い収納ケースや引き出しを選び、除湿剤を使うことによって、湿度をコントロールしましょう。
  • 除湿剤の選び方と置き方:着物用の除湿剤を使用するのがベスト。取り換え時期などに気をつけ、正しく使用するようにしましょう。

基本的な畳み方: 着物の畳み方は、シワを防ぐためにとても重要です。インターネットで「着物 畳み方」と検索すると、動画や図解で詳しく解説されているものがたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。また、専門店に相談されてもよいでしょう。

  • 定期的な虫干し: 年に1~2回(梅雨明けの晴れた日や秋の乾燥した日など)は、風通しの良い日陰で虫干しを行いましょう。湿気を飛ばし、カビや虫食いを予防できます。

まとめ:着物のある生活を長く楽しむために

着物のお手入れは、少し手間がかかるように感じるかもしれません。しかし、一つ一つの工程を丁寧に行うことで、着物への愛着は一層深まります。適切なお手入れは、着物を長く、美しく保つために不可欠です。

あなたの大切な着物が、これからも輝き続けるために。今日からできるお手入れの基本をぜひ実践してみてくださいね。


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またみどまでは、お着物の保管に最適なグッズの販売も致しております。いつもお使いのたとう紙や除湿剤などの買い替えはもちろん、新しい便利グッズのご提案もさせていただいております。お着物を美しく保つため、みどまをどうぞご利用くださいませ。

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